2022年12月15日(木)歯痛地蔵(三尊磨崖仏)
白砂川発電所の対岸に三尊磨崖仏があり、歯痛地蔵と呼ばれています。
- (2022年12月19日(月) 午前0時14分48秒 更新)
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5mほどの高さにある歯痛地蔵。
歯痛にご利益のあるお地蔵様?
「狭川・歴史マップ」(狭川地区万年青年クラブ連合会・狭川地区自治連合会・狭川地区社会福祉協議会、平成30(2018)年11月)には「歯痛地蔵」とだけ書かれています。歯痛にご利益のあるお地蔵様なのでしょうか。
白砂川発電所の対岸付近に大きな岩が積み重なって車道に迫り出している場所がありますが、その西の端にある大きな岩の上の方、車道から5mほどの高さに三体の磨崖仏が彫られています。おそらく白砂川沿いの道を拡幅する際、元の道が掘り下げられ、磨崖仏が高いところに取り残されたものと思います。
高いところにある上、地衣類や植物に覆われ像容がよくわかりませんが、三体それぞれに舟形の光背が彫りくぼめられており、中央の光背が左右に比べやや大きいようにも見えます。阿弥陀三尊像という可能性もありそうです。
岩の左側から登って左側の磨崖仏を撮影しました。
かなり高いところにあります。
馬ばか
白砂川発電所のすぐ下流に「馬ばか」と呼ばれる淵があります。「狭川・歴史マップ」によると「昔の笠置街道、広岡越えの難所で、馬鹿な馬しか通らなかったからとも、馬墓とも呼ばれた」とのことです。馬がこの淵にはまることがよくあったのだとすると、大岩を越えるために歯痛地蔵のような高い場所に登ったり、淵に近い場所まで降りたり、昔は大変な道だったのかもしれません。
馬ばか
大畑〜福智西山城〜下狭川行者堂〜歯痛地蔵〜国境の弁財天〜前椚古墳群 / 弥勒の道プロジェクトさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
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