2015年12月30日(水)開通!中川越道〜実範上人御廟塔!
先日きれいにした中川越道から山道を歩いて実範上人御廟塔まで行けるようになりました。
- (2015年12月31日(木) 午後5時54分19秒 更新)
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実範上人御廟塔
車道を通らず実範上人御廟塔へ行けるようになりました
今回整備したのは下地図の赤丸印の道です。これで奈良坂から、笠置街道中川越道を通って、車道を通らず実範上人御廟塔まで歩けるようになりました。
一部通りにくくなっていた里道。この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。
ビフォア・アフター
整備前と整備後のビフォア・アフターです。
この道は山林の中を通るため下草が生えにくく、何も整備しなくても歩きやすい場所が多いのですが、谷底へ下りる区間では、道の真ん中にヒノキがひょろひょろ生えてしまっていました。
道の真ん中に生えたヒノキを伐採して、倒木を除去。こんな作業を谷底まで続けました。
谷底の放棄田。笹薮が茂っていました。
笹薮を刈り取ると道らしくなりました。
谷底の放棄された田んぼ沿いの道は倒木も多く、かなり荒れていました。
笹薮にツタが絡まりほとんど藪漕ぎ状態でしか歩けなくなっていました。
笹とツタを払い、歩きやすくなりました。
実範上人御廟塔から中川越道へ
実範上人御廟塔から中川越道へ向かう道を写真でたどってみましょう。
実範上人御廟塔の左裏手に道があります。
谷底まで下りると、(現状では)道が笹薮に覆われますが右手の放棄された田んぼを斜め右に突っ切って、先に進みます。
放棄された田んぼ沿いの道を進みます。
すると山に上る道が見えてきます。
坂を上りきると林の中を抜ける気持ちのいい道が続きます。写真は道の途中で実範上人御廟塔方向を見たところ。
もう一本の道は通れるのか問題
明治時代の地図にあるもう一本の里道は今も通れるのでしょうか。近くまで行けるか試してみました。
明治時代に作られた中川村実測図。縮尺はデタラメです。特に地図の上端は寸詰まりになっていて、本来の地形からかけはなれています。
山の上から里道があるあたりを見下ろしたところ、残念ながら現在も道があるようには見えませんでした。
ここは湿地になっているのか、草刈りされているのか、なぜかいつ見ても草が生えていないのですが、道らしきものは見えません。
ところが下におりてみると、あぜ道のような場所があり、地面がしっかりしていてふつうに歩けました。
北側の笹薮には、けもの道らしきトンネルがありました。
鹿かイノシシの蹄がある足あとがたくさんありました。
ふりかえると笹薮にけもの道のトンネルがぽっかり開いていました。
写真ではわかりにくいですが、笹薮の先にもけもの道が続いていました。そのけもの道は中川寺跡東岸一段目に通じていました。
今回歩いたけもの道は水路沿いの道ではなかったので、明治の地図にある里道ではありませんでした。
国土地理院が公開している60年代に撮影された航空写真に、今回歩いたルートを図示すると上図のようになります。赤線は里道で矢印線は歩いたルートです。緑線部分では里道からはずれて歩いています。山から下りて歩いたところは、あぜ道の跡だったようです。
谷底を上から見た時、向こう側の山裾に近いあたりに橋が見えました。そこを水路が通っているのだとすると、里道はかなり向こう側にありそうです。この道の復活は、お金をかけず人力でやるのは難しいように思いました。
赤い破線で示したあたりに里道があるのではないかと思います。
水路沿いの道は、中川寺跡付近で東の山裾に近づきますが、そこまでは濃い笹薮に覆われています。この道を復活させるのは至難の業ですね。。。
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