2016年2月4日(木)車道を通らずに当尾から東鳴川まで歩きたい問題
弥勒の辻から少し車道を歩けばいけなくはないのですが、難問です。
- (2016年2月8日(月) 午前0時57分12秒 更新)
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この明治時代の地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。緑の点線で囲んだところが笹薮が酷いところ。
ところどころ気持ちのいい山道が残っているんですが…
まず目を付けたのが、明治時代の地図に載っている、唐臼の壷から谷沿いに東鳴川へ抜ける道です。この道は途中まで、針葉樹の山林の中を、山の斜面を斜めに横切るようにして進みます。
針葉樹の山林は、地表すぐ下を網の目のように根っこが張り巡らされていて、下草が生える隙がないのですが、放棄された田んぼの近くは、放っておくと道にまで笹薮が進出してきて通れなくなってしまいます。唐臼の壷から谷沿いに東鳴川へ抜ける道もご多分に漏れず、というより谷を渡るあたりが予想以上に酷い有様で、何カ所か草刈りをすればなんとかなるかもしれないと思っていた甘い期待はみごとに裏切られました。
ということで、下動画は当尾から東鳴川へ抜ける道をさがして、唐臼の壷から東鳴川まで、山中をさまよい歩いた全記録です。今回ひさびさにアクションカメラを使ったので、取り付け方のコツをすっかり忘れて、やたら上下に揺れるだけでなく、地面ばっかり写っています。見れる動画ではありませんが、2016年2月の状況を映像に記録するという意味で、公開します。
5:09 行く手を笹薮に阻まれる
12:35 尾根の上に出てみる。石垣のようなものを見つけて興奮するが、たぶん自然に石が積み重なったもの
23:30 笹薮を回避して別の尾根筋を下りてみるが、谷を渡る場所を行き過ぎていたことに気づく
33:50 内ノ倉の山のてっぺんに上ると別の道に出くわしたのでその道を伝って東鳴川方向へ
37:52 大畑から東鳴川を結ぶ旧笠置街道に出る
44:10 東鳴川側からどこまで行けるか試す
48:40 あきらめて引き返す
1:03:05 一鍬地蔵の先の谷に下りる道をためす
1:05:20 笹薮に行く手を阻まれる
1:23:30 簡易水道施設へ向かう道をためす
1:26:50 旧笠置街道で東鳴川へ下りる
1:30:20 墓道から簡易水道施設へ上る尾根道を見つける
今回調べたのは冒頭画像で赤色で強調した道です。一本は唐臼の壷から谷沿いに南下し、尾根を超えて東鳴川に下りる道です。もう一本は、一鍬地蔵から少し奈良側へ歩き竹薮を抜けたところにある谷を上って行く道です。いずれの道も途中で笹薮に覆われ、歩くのが困難な状況でした。アクションカムのGPSはあまり正確ではないですが、GPSデータによると、唐臼の壷から上って行く道は、谷を渡るあたりで笹薮に行く手を遮られていたとわかります。谷を渡るあたり以外は、山の斜面を横切る形で道が取り付けられているので、笹薮が濃い場所はそれほど長くありません。人手が集まれば、この道もなんとか復活させられるかもしれません。
この道が復活すれば、当尾経由で月一回第一日曜に東鳴川の応現寺で公開される「木造不空羂索観音坐像」を見に行く人が増えると思います。唐臼の壷から登る道の方が、一鍬地蔵の向こう側の谷を登るよりも見晴らしがよく、復活したらいいなあと思えるルートです。
唐臼の壷からしばらくの間は気持ちのいい小径が続きます。一部を除いてこんなかんじの道が続くことを期待していたのですが、甘かったです。
多少荒れてはいるものの、歩きやすい小径です。
谷の東側(左)から西側(右)に渡る直前で、行く手が笹薮に覆われました。
探検していた時はこんな笹薮を切り開くのは無理だと思ったんですが、谷を渡る区間は案外短いので、がんばればいけるかもしれません。
現状通れる車道をなるべく避けるルートがこちら
応現寺から弥勒の辻を経て浄瑠璃寺まで行きました。こちらもカメラで撮影しましたが、例によってぶれが酷く地面ばかり写っていて、見ていると気持ち悪くなると思います。ところどころ参考にしてください。
3:40 竹薮の中にある石垣を見に行く
10:10 東鳴川のバス停
12:10 車道から東鳴川の集落へ
13:00 墓道に入る
20:40 車道に出る
24:15 弥勒の辻
28:08 わらい仏
32:10 唐臼の壷
40:10 浄瑠璃寺
下図はルート地図です。地図で見ても大回りしているのがわかります。唐臼の壷からまっすぐ南へ東鳴川へ抜けられればかなり近道になるのですが...。
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