五年半ぶりに九体阿弥陀仏が九体揃った浄瑠璃寺で除夜の鐘をついてきました。
雨が降ったり晴れ間が見えたり。三重塔とお月様。
この夜はまるで除夜の鐘を狙い撃ちするかのうように雨雲がやってきて、時折雨が降る除夜の鐘となりました。いつも参道に並べられているろうそくの灯りも、山門の屋根の下にあるもの以外、みな消えてしまっていました。
五年半ぶりに九体阿弥陀仏が九体揃った本堂では、0時半から元旦の法要が営まれました。ここ数年、法要は簡略化されて短めとなっていましたが、今年は以前と同様の内容に戻したそうです。
雨でろうそくの灯りが消えていました。
大晦日の晩から三ヶ日は三重塔が開扉されています。
いつも毎年三重塔の前ぐらいまでは鐘つき待ちの人々が並ぶというのが常で、皆さん後ろの人に気を遣って半鐘のように鐘が鳴るのですが、今年は生憎の小雨で、五月雨式に親族集団がやってくるという感じでした。五月雨式に半鐘のように鳴る除夜の鐘もまた、思い思いに過ごす大晦日を思わせて良いものです。
鐘楼。たまたま誰も並んでいませんでした。
ひさしぶりに酒の振る舞いが復活しました。流石にこの天気では人は少なめです。以前の甘酒とは違う甘酒だそうです。以前の甘酒の材料は作っているところがやめてしまったのでもう手に入らないのだとか。
大晦日の晩は、あ志び乃店さんが年越しそば・うどんの営業をされています。
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