笠置盆地を挟んで西側から笠置山を望む山の上に陣城があったようです。
道を横切る堀切。
笠置山の合戦で臨時に造られた陣城とも考えられている阿蘇城跡。なるほど、実際に現地に行ってみると、今は道の部分が埋まっていますが、堀切が二本、30メートルほどの間隔を開けて尾根道を横切っていました。一方山頂東側の平坦地は、素人には自然地形と見分けがつきませんでした。これを山城と見抜くのは難易度高いと思います。
「京都府中世城館跡調査報告書 第3冊 山城編1」517頁にある阿蘇城跡縄張り図。加茂笠置遊歩道の点線は当会による。
南側の堀切。
頂上東側の平坦地。
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