戸隠神社の西の尾根に古墳が並んでいます。
宮山第2古墳の横穴式石室開口部(南南西側面)。
北村町戸隠神社西側の尾根の上に、古墳が三つ並んでいます。南から、宮山第1号墳、宮山第2号墳、宮山第3号墳です。
宮山第1号墳は、通称「神武さん」と呼ばれているとのことです。南南西に向かって横穴式石室がわずかに開口しています。宮山第2号墳は、橿原神宮遥拝所となっていますが、あるいは明治より前からあった何らかの信仰の名残かもしれません。
また戸隠神社手水脇の水船は、付近から出土した石棺とも言われています。戸隠神社北側の山にも山頂部から北西斜面にかけて多くの円墳がひしめいています。たくさんある円形に盛り上がった場所は全て古墳です。石室の石の一部が地表に露出しているものもあります。
(「東里村史」1957、230頁、399-400頁)
北村町戸隠神社社殿。
宮山第2号墳の頂上は平らに整地され、橿原神宮遥拝所となっています。
手水脇の水船。付近から掘り出された石棺とも言われています。
奥から宮山第1号墳、第2号墳、第3号墳。
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