今年の内ノ倉不動明王像はちょっとちがう! ぜひ行ってみてください。
手前の板に遠慮のない字が!!
内ノ倉不動明王像へは、唐臼の壷で当尾石仏の道からはずれて、260mほど寄り道するだけなのでぜひ立ち寄ってみてください。夏になればまた草が生い茂るでしょうから、冬から春のうちがおすすめです。下動画で唐臼の壷から内ノ倉不動明王への道を紹介しています。途中、道が崩れている場所があるので注意してください。
https://www.youtube.com/watch?v=1BF3v5BMmqI
後半で、板に字を描いた犯人が分かります(^^;。もうちょっとうまく書けるかと思ったんですが。。。こういうのは浄瑠璃寺の副住職さんが得意ですよね。浄瑠璃寺の看板などはすべて自作されていますが、味のある字でどれも見た目にバランスがいいです。
今のは大きすぎてじゃまな気もするので、今後雨で汚くなったり、字があまりに不評だったら、この板を取り払って、新しい小振りなものを立てようかと考えています。
この板自体はものすごく前からあります。おそらく現存する当尾最古級の案内板です。このタイプの案内板は、一鍬地蔵から水呑み地蔵の方へ行く途中、今は廃道になって道がわからなくなっている古い道の分岐がある付近にも、残っています。でもその案内板は腐食が進んでボロボロになっています。湿気の多い谷底にあって、内ノ倉不動明王像の前にある板が未だ腐食せずしっかり立っているのは、逆に不思議です。
お昼頃、木漏れ日が差し込んで、お不動様のお姿がよく見えるようになりました。
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奈良と京都の県境を成す古道〜般若寺・浄瑠璃寺・当尾石仏の里・岩船寺・笠置寺を結ぶ道〜の再発見を通じて、奈良と加茂〜笠置の歴史をつなぎなおす「弥勒の道プロジェクト」。このプロジェクトは、誰でも気軽に参加できるプロジェクトです。参加方法は、古道の存在とその歴史的価値をあなたのまわりの人々に伝えること、古道周辺を探検してみること、それだけです!