鍬で彫られたと伝えられていますが、もちろんそんなことはありません。
鎌倉中期の線彫り地蔵磨崖仏ですが、現在ではほとんど線がわからなくなっています。午前中日が当たるときに、かろうじて線彫りのお姿が見えることがあるそうです。元は笠石があったとのこと。(中淳志「当尾の石仏めぐり」p40)
岩をよじ上らなければ、お姿を見ることができません。
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