東大寺南大門と言えば、運慶快慶の仁王像が有名ですが、実はその裏側に日本最古の狛犬がいます。
日本最古の狛犬は東大寺南大門の大仏殿側(この写真では向こう側)にいます。
石造りの変わった形の狛犬が、大きな南大門の金網のなかにちょこんと置かれています。もともとは中門に置かれていたものだそうです。
この狛犬は東大寺復興のため南宋から渡来した石大工、伊行末の作と伝えられています。石も中国から取り寄せたものだとか。当尾のわらい仏などを作った
ベルト飾りがきらびやかで、現在の狛犬とは雰囲気がだいぶ違います。
左右どちらも口を開けています。
写真の位置がわかる Every Trail 版はこちら。
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