歯痛地蔵の尊名がわかりました。
崖の上にある歯痛地蔵。
歯痛地蔵を掃除してみたところ、頭の上にそれぞれ梵字が刻まれており、左が薬師如来(ベイ)、中央が観音菩薩(サ?)、右が地蔵菩薩(カ)とわかりました。
左の薬師如来像は薬壺を持っているように見えます。また中央の磨崖仏は梵字が明瞭ではありませんが、宝冠をつけ花瓶を持っているように見えることから、観音菩薩像だと考えられます。中央の観音菩薩像右に、造立の日付らしき銘文が見えるものの、読み取れませんでした。
左、薬師如来像。頭の上に「ベイ」。
中央、観音菩薩像。宝冠を被り花瓶を持っているように見えます。
右、地蔵菩薩像。頭の上に「カ」。梵字が明瞭で下から撮影した写真でも判別できます。
お姿が分かりやすくなった歯痛地蔵
尊名については、大心さんと寺田陰陽頭さんにもご意見をいただきました。ありがとうございました。
かさねがさね有難うございます!
画像拝見したところ、右は梵字の「カ」で地蔵菩薩。
真ん中は宝冠を被り花瓶を持っているので観音菩薩。
左は肉髻(にっけい)が見えるので、何かの如来像ですね。
登っても正面からは撮影困難と言う事が分かりました。
また訪れてみます。— 大心 (@17G6P5td1wOBglk) December 27, 2022
とても高い場所にあるようで、本当に大変でしたでしょう。お掃除、お疲れ様でした。
見た感じ、右尊は地蔵菩薩で間違いないと思います。それで中尊は持ち物から判断するに観音菩薩、左尊は頭の上の梵字(たぶん「ベイ」?)を見た感じ、薬師如来っぽいように思いました。— 寺田陰陽頭 (@Terada_Onyou) December 27, 2022
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