般若寺から、実範上人御廟塔、浄瑠璃寺奥の院を経て、浄瑠璃寺まで歩いてみました。
実範上人御廟塔。
堀辰雄は、有名なエッセイ「浄瑠璃寺の春」の中で、奈良から浄瑠璃寺まで、夫婦で歩いて往復しています。堀辰雄夫妻は「二時間あまり」で浄瑠璃寺にたどり着いたようです。
なんとなく懐かしいような旅びとらしい気分で、二時間あまりも歩きつづけたのち、漸やっとたどりついた浄瑠璃寺の小さな門
また、歴史を遡れば、興福寺の尋尊大僧正も、25歳の時、中川寺や浄瑠璃寺、般若寺を巡礼しています。
享徳四年四月四日成身院中川・西小田原・東﹅﹅﹅・般若寺等巡礼、安位寺殿・東南院殿・予同道申了、於中川テ予一献沙汰了1455年4月4日中川寺成身院、西小田原山浄瑠璃寺、東小田原山随願寺、般若寺などを巡礼した。安位寺殿と東南院殿が同道すると事前に知らせてあった。中川寺であらかじめ一献もてなされた。
そこで、般若寺から浄瑠璃寺まで、堀辰雄や尋尊大僧正が歩いた道〜笠置街道中川越〜を、実際に歩いてみました。途中、護摩石、中川寺跡、実範上人御廟塔にも立ち寄っています。東鳴川からは、中川越道を外れて、浄瑠璃寺奥の院に下りました。
https://www.youtube.com/watch?v=OPEc6j_X-uA
5:50 いがいせ道の道標
6:59 緑ヶ丘浄水場構内の いがいせ道の道標
8:30 牛塚・首なし地蔵
12:45 護摩石
18:20 中川寺跡の谷にある石橋
21:00 中川寺跡東側のエリア
32:40 実範上人御廟塔
48:18 浄瑠璃寺奥の院
今回歩いた道は、OpenStreetMap に掲載されています。スマホでも見ることができますので、ぜひブックマークしてください。
割と歩きやすい道だと思いますので、ぜひ探検してみてください!
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牛塚・首なし地蔵。
護摩石。
中川寺跡、東のエリア。
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