旧登山道沿いに石造物が点在しています。
笠置寺近くにある名切り地蔵。
笠置山登山口からは車道を通らず、徒歩で旧道を登ることもできます。登山道沿いにいくつかの石造物があります。
ふもとから少し上ったところにある庚申堂。宝永二年(1705)の青面金剛仏が祀られています。
こちらのブログ記事「笠置山 八丁坂の阿弥陀笠石仏(名切地蔵) - 愛しきものたち」によると、「笠置寺山門近くに『名切り石』と呼ばる巨岩があり、『元弘の変』の戦死者名を刻み付けていたようですが、安政の大地震で反転、刻面は下になり現在は全く見えません」とのことで、上写真の「名切り地蔵」はこの「名切り石」のそばにあることからこの名で呼ばれるようになりました。「名切り石」は上写真の右端にちらりと映り込んでいる大岩です。
地蔵と呼ばれていますが、室町初期の阿弥陀如来像です。
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