森八幡宮の神様が涼みにくると伝わる大岩です。
近年、車道が拡張され、岩が道の下に埋もれてしまいました。
森八幡宮から涼み岩のあたりまでの八幡川は、八幡宮の神様がお通りになるということで聖域とされてきました。かつては、葬列が川を渡ることは禁忌とされ、地区の墓地は川を挟んで二カ所作られているとのことです。嫁入りにも川を越えてはならなかったそうです。現在でも葬列が涼み岩の上の車道を通る際には、神様が葬列を目にすることがないよう、涼み岩の真上あたりに幕が張られます。
今も神様は涼みに来ているのでしょうか?
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