県道33号線に面した中ノ川集落の入り口に地蔵石仏があります。
お堂には地蔵石仏といっしょに小さな石仏などが安置されています。
この地蔵石仏は元は中川寺にあったものだそうです。明治に廃寺となったとき破壊されたのか、お顔に大きな割れ目がついています。打ち捨てられた石仏を哀れに思った村の人々が、石仏を中川寺跡から運び出し、ここに辻堂を建てて据え置いたのかもしれませんね。
いつも花が供えられています。地元の人に大切にされているようです。永正十四年(1517年)の銘があるそうです。
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