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2014年5月25日(日)リアル「南山城の古寺巡礼」(加茂限定)

もっとも衝撃的な現光寺さん。

もっとも衝撃的な現光寺さん。草に覆われています。

燈明寺跡・御霊神社

加茂駅から東に少し歩き川を越えると御霊神社があります。ここに明治まで燈明寺がありました。御霊神社後ろの山は燈明寺山と呼ばれています。燈明寺は明治期の廃仏毀釈で立ち行かなくなり、大正時代に三重塔が売り払われ横浜 三溪園に移築されました。残った本堂も昭和22年の台風で大破し解体保管された後、昭和62年に同じく三渓園に移築されたそうです。

燈明寺についてはこちらの記事「旧燈明寺跡見学 : 木津川の地名を歩く会」がとてもくわしかったです。「御霊神社は、燈明寺の鎮守社として奈良の氷室神社(奈良国立博物館新館の道路を挟んで向かい側)の古社殿を移築したと伝えられている」のだとか。

こちらの記事「燈明寺」では天明年間刊行された「拾遺都名所圖會」にある加茂東明寺の絵図が紹介されています。三渓園に移築された三重塔は御霊神社社殿の右手奥にあったんですね。

現光寺

「南山城の古寺巡礼」でお会いした十一面観音坐像はふだんはこちらにいらっしゃいます。現光寺の十一面観音坐像についてはこちらの記事「現光寺十一面観音坐像の造立背景をめぐって |杉崎貴英(京都造形芸術大学通信教育部専任講師)」にくわしく書かれていました。

岡田鴨神社参道入口の道標

「南山城の古寺巡礼」展とは関係ないですが、古道つながりということで。

岡田鴨神社の参道入口に「左いがいせ道」と書かれた道標があります。国土地理院が公開している「伊能大図彩色図」を見ると、このあたりから木津川の南側を東へ進み山田を通って、笠置へ抜けているように見えます。奈良市緑ヶ丘浄水場にも「左いせいが道」と書かれた道標がありますが、やはり「伊勢伊賀道」は緑ヶ丘浄水場から中ノ川へ登るのではなく、こちらへ下りるのではないかと思います。

海住山寺

海住山寺に着くとあちこちからうぐいすの声が聞こえてきました。車で来る場合はご注意を。ものすごい急坂です。

常念寺

燈明寺由来の涅槃図はこちらのお寺がお持ちです。加茂駅あたりからも、南の方角の山の中腹に、大きな観音像があるのが見えると思います。そこが常念寺です。

Map.

写真の位置がわかるEveryTrail版はこちら

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